活動報告


『訪問看護センター阿部』にて「訪問看護師の生涯学習」というテーマで研修会を(2025.10.22)させてもらいました。

今年度も『訪問看護センター阿部』の管理者の阿部久美子氏より研修会の依頼をいただき、「訪問看護師の生涯学習」というテーマで研修会をさせてもらいました。


日時 2025年10月22日(水)17:00~18:30

研修の主な内容は、まず、訪問看護の実践能力に含まれる「生涯学習」と「自身のウェルビーイング向上」を説明した上で、日本訪問看護財団の「訪問看護師のための生涯学習ガイド」を紹介しました。
次に「キャリアデザインシート」を用いて、これまでのキャリアと今後の「ありたい姿」について記載してもらい、その一部を共有する時間を取りました。参加者の皆さんには、訪問看護師としての自分に対し充実感と満足感を持ちながらも、さらに成長しようとしている姿がありました。訪問看護の仕事につくことは、看護師としての生涯学習のなかで輝く時間であって欲しいと思っています。


参加者から以下の感想をいただきました


  • 今回の研修では自分のことをしっかりとみつめることができました。子育てや親のことなど、私生活では自分以外の人のことばかり考えていたので、ウィルビーイングの向上はとても難しい課題だと感じました。ワークの部分の仕事や学習をすることは楽しくできている反面、ライフの方では悩むことが多く、ワークライフバランスも今の私には難しい課題でした。訪問看護はとてもやりがいのある仕事ですが、私が感じている課題を少しでも達成して行かなければよいパフォーマンスができないと思いました。
  • 事務所内スタッフ間の志し等を共有できたのは、こういう機会がなかったため大変貴重であった。意図的な時間とすれば更に良かったと思った。
  • 今回の研修は、看護師としての原点や自身でも気がついていない思いを認識させて頂きました。 最初はどうであったのか、そこからどう成長してきたのか、また今後はどうなりたいのか…そのためには何が必要で何が足りないのかを、明確ではありませんが、考える機会を与えて頂きました。 そして、現在の自分はライフステージにおいても、どういう立ち位置にいるのかを考えさせて頂き感謝です。キャリアデザインシート発表の機会も与えられ、同僚が何を思い、自身をどう評価されているのかを知ることが出来ました。興味深いと共に、おこがましいですが、同僚としてどういう風に一緒に歩めば、その思いを達成するお手伝いが出来るのか、良き同僚となれるよう努力する方向性も考えさせて頂けた研修になったと思います。
  • キャリアデザインシートの記入を初めて書かせていただきました。改めて自分の看護を振り返る事ができました。また今後の具体的な目標、計画を考えることにより自分のやってみたい事がさらに具体的になりました。
  • 新しい職場で慣れるのに精一杯の毎日ですが、一度立ち止まって振り返る、いい機会となりました。今後も学びの姿勢を保っていきたいと思います。
  • 研修を通し、訪問看護とは何か。考える機会となりました。これまでを振り返り自分自身の考えやどうなりたいのか、何が必要かを考えることができました。また、「満たされています」と看護を語ることができる方と一緒に仕事をすることができる環境に感謝しています。
  • 日本訪問看護財団から「生涯学習のガイド」資料が掲示されていることを初めて知りました。 訪問看護に携わる中で、少しずつ支援の視点も変化しつつあります。どうしたら自宅で過ごすことができるのかに焦点をあてながら、その時々で支援内容を変化させることができるようになってきました。訪問看護での関わりの一つ一つが自分の学びや看護師としての成長つながっていると実感しています。 今回の研修では利用者さんからいただいた学びが活力になっており、身体も健康、心も満たされていることに気づくことができました。
  • 訪問看護に携わる前は、約20年病院で経験してきましたが本当に今、新人のような気持ちです。日々ある出来事に対する自分のアセスメントが正しいのか?誰かに相談したいと思っても、こんなことでわざわざ電話して誰かに聞いていいのかと悩み、結果失敗する事が多く「自分に訪問看護は向いてないのではないか」と壁にぶつかっています。しかし、病院勤務の時には出来なかった「一人一人の声をしっかり聞く」「向き合う」「個別ケア」を実践する事が出来、1人の人間としてはとても充実しています。今からは「訪問看護師」としての学びを深め先輩方に教わりながら少しずつ成長して行きたいと思いました。また、研修で記入したシートで数年後「一人前」「中堅」と成長した時にどのように気持ちや考えが変化し自身が成長出来たのかを見直していけたらいいなと思いました。

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