ご挨拶

このたび、「株式会社 在宅看護実践研究所」を設立(2019.4.1)しました。在宅医療・看護・介護を実践している専門職の方々を対象とした研修等を提供する事業所です。

つまり、在宅医療・看護・介護の実践者の方々への教育・研究に関わりながら、ケアの質の向上に寄与できる事業の実現をめざしていきます。


在宅医療・看護・介護の実践において質の高いケアが人々から求められおり、専門職者の人材育成は最も重要な課題です。しかしながら、「人数や時間に余裕がない」「事業所の現状に合う研修がない」、「内部の研修方法に悩んでしまう」といった現状があるのではないでしょうか。そこで弊社では、ご要望やご事情に合わせたサポートを実施します。


特 徴
  • 在宅医療・看護・介護に関わる事業所に出向き、『オーダーメイドの研修を企画・実施』『ケアの質向上にむけた事例検討』等をサポート
  • 訪問看護事業所(訪問看護ステーション)に対するコンサルテーション事業により 在宅看護の質向上をサポート
  • 在宅看護実践を広く公表するための『看護研究のサポート』と弊社による『研究の実施』


代表取締役 小林 裕美

Hiromi Kobayashi

石川県出身

取得資格: 看護師・保健師・介護支援専門員
質的統合法(KJ法)認定インストラクター
学位: 博士(看護学)


私はこれまで、病院勤務と訪問看護事業所での看護実践経験の後、看護系大学の教員として、学士課程、修士課程(在宅看護専門看護師コースを含む)・博士課程の教育を行ってきました。「在宅看護実践」をもっと世の中に「公表(研究)したい」という思いが起業の動機です。

私が考える在宅看護とは、「在宅で療養する人がもつ健康課題(潜在的な問題への予防も含む)が生活に与える影響に焦点を注ぎ、対象者の生活の質(QOL)が向上する方向に直接的に援助したり、間接的に支援したりして、生活過程を整えること」です。そして、訪問看護とは、在宅看護を提供するためのサービスを示す言葉であり、一定の時間に看護を提供することから、ケアを志向したアセスメントつまり、療養者の変化に注目し、起きている現象をある一定の時間軸でとらえてケアを提供するものです。このケア志向性のアセスメントこそが、訪問看護の特徴であると考えます。ケア志向性のアセスメントとは、ケアの対象となる方の健康課題やそれに影響される生活の反応(変化)を意図的に抽出し、一定時間でケアを提供するための情報収集と判断のことです。この判断こそが訪問看護の質の決め手になるのですが、複雑で言葉にしにくいことも特徴です。従って、これらケア実践に含まれる知(実践知)をわかりやすい言葉で表現し、探究していくことが「在宅看護実践研究所」としての私の目標です。


(経歴)

1981年
石川県立金沢泉丘高等学校卒業
1985年
千葉大学 看護学部看護学科卒業
1985年
東京都港区(虎の門病院)に就職 [5年間]
1992年
福岡市内 病院勤務 [約5年間]
1996年
福岡市内 訪問看護 [約5年間]
2001年
佐賀医科大学大学院医学系研究科看護学専攻修士課程修了
2003年
日本赤十字九州国際看護大学 助手として入職、講師、准教授、教授
2012年
広島大学大学院保健学研究科博士課程後期修了
2019年
日本赤十字九州国際看護大学 退職
株式会社 在宅看護実践研究所 設立

(主な学術論文)

著者 題目 掲載雑誌(年)
小林裕美,大田明英 自己導尿を行う患者における導入時からの心理的変化およびそれに影響を及ぼす背景について 看護研究,36(1):53-64(2003).
小林裕美, 乗越千枝 訪問看護のストレスに関する研究 訪問看護に伴う負担と精神健康状態(GHQ)および首尾一貫感覚(SOC)との関連について 保健の科学,48(5):391-397(2006).
小林裕美 ターミナルケアにおける予期悲嘆(Anticipatory grief)の定義に関する文献的考察 日本在宅ケア学会誌,12(1):62-28(2008).
小林裕美,板井千栄子,
石下アヤ子他
社会復帰後の脊髄損傷者の排尿管理とQOLに関する研究 保健の科学, 51(1):59-64(2009)
小林裕美,森山美知子 在宅で親や配偶者の看取りを行う介護者の情緒体験と予期悲嘆 日本看護科学会誌,30(4):6-16(2010)
小林裕美,中谷隆,
森山美知子
在宅で終末期を迎える人を介護する家族の予期悲嘆尺度の開発 日本看護科学会誌,32(4):41-51(2012)
小林裕美 在宅で終末期を迎える人を介護する家族の予期悲嘆尺度の実用可能性の検討 日本在宅ケア学会誌,17(1),68-76(2013)
小林裕美 質的統合法(KJ法)の看護研究への活用の発展性 看護研究,50(3):234-240(2017)

(主な著書)

著者 著書名 編者等,出版社(年)
小林裕美 訪問看護基本テキスト各論編.(エンドオブライフケア 家族への支援.p623-628) 公益財団法人日本訪問看護財団監修 柏木聖代,沼田美幸,清崎由美子他編集,日本看護協会出版会,(2018).
小林裕美 在宅看護学(第6刷増補新訂版 第6章社会資源 pp184-208) 波川京子・三徳和子編集,クオリティケア,東京(2019).

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