活動報告


新規開設の『訪問看護ステーションあおやま24』の教育支援やコンサルテーションの実際を報告します。

株式会社オリーブヘルスケア『訪問看護ステーションあおやま24』は2023年4月1日に福岡県太宰府市にて開設し、利用者様も順調に増えて地域に密着した訪問看護ステーションとして事業展開をなさっています。

弊社では、開設前より管理者(経営者)の永島由紀代さんから依頼を受け、微力ながらスタッフの研修等を実施させてもらいました。
訪問看護の経験が少ないスタッフの方が多かったこともあり、当初よりスタッフ教育を念頭に置いておられたようです。訪問看護の基礎的な知識から始めた研修を3回、加えて運営等に関するコンサルテーションも実施しました。



具体的には以下のとおり実施しました。


2023年1月
管理者の永島さんと事前面談し、ステーション開設準備の状況や教育支援の希望を伺った。
2023年3月
4月開設に向けてのスタッフ研修「訪問看護の基礎(1)」の講義

1)訪問看護とは何か
2)訪問看護制度(基礎)
3)介護保険制度(概要)
4)訪問看護の利用者(介護保険と医療保険の違い)
  ★訪問看護制度に関する練習問題
5)訪問看護の利用者との関わり方
2023年8月
「訪問看護の基礎(2)事例の看護展開例と多職種連携」の講義・演習

1)事例Aさん
(訪問看護制度の復習と看護のポイント)
2)事例Bさん
(認知症を持つ独居高齢者の看護)
3)事例Cさん
(サービス担当者会議での多職種連携)
2023年12月
「訪問看護の基礎(3)実際の訪問事例の共有」討議
実際に訪問している方の情報を共有し、看護のポイントを検討した。

利用者Aさん:
70代男性(進行性核上性麻痺,肝がん,Ⅱ型糖尿病)妻と二人暮らし


利用者Bさん:
50代男性(遺伝性脊髄小脳変性症,うつ病)一人暮らし


利用者Cさん:
80代女性(糖尿病,右足関節外果骨折,認知症)一人暮らし


管理者(経営者)の永島さんは、新規利用者の依頼が次々にあり、途中でスタッフの入れ替わりなどで大変なこともありましたが、何とか必死でやってきましたとおっしゃっていました。

現在(2024年5月)では、常勤看護師5名、非常勤4名で、さらに作業療法士や看護師の方が入職される予定と伺っています。訪問看護ステーションとしてすっかり軌道に乗っているようです。

永島さんの更なる目標は、地域共生社会の将来を見据えて、包括的看護を目指し、地域の方々に貢献できる訪問看護ステーションにしていきたいとのことです。ますますのご活躍をお祈りしたいと存じます。


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