活動報告

「オンラインによる質的統合法(KJ法)初心者研修(2023.10月)の実施報告」
研修日:2023年10月21日(土)、10月28日(土)9時~17時 2日間
場所 :オンライン(Zoomミーティングによる)

オンライン(Zoom)の質的統合法(KJ法)初心者研修を実施しました(2023年度 2回目)。

この研修は、看護質的統合法(KJ法)研究会 九州・沖縄支部の活動の1つとして、実施させてもらっております。オンラインでの開催で全国から7名のご参加がありました。今回は、看護系大学の大学院修士課程に在学中の方や教員をされている方などで、全員が看護職の方でした。

実際の研修では、35枚のラベルを模擬データとして、2日間かけて分析プロセスの一部(グループ編成・図解)等を行い、2日目の最後に見取図を用いて発表会を行いました。発表会では、空間配置やシンボルマークについて質問し合ったり、討議したり活発に意見交換ができました。今回は、特に研修中の質問も多く、細かな点での共有ができました。今後も参加者の方とともに学んでいきたいと思います。


参加者から以下のような感想をいただきました

  • 2回目の初心者研修の受講でしたがとてもわかりやすかったです。
  • 質的統合法の研究会は2回目であったので、前回わからなかったところが、質問出来て理解することができ良かった。研修内容の質問だけでなく、個人的な質問も聞いてくださり良かった。
  • 分析の手順は理解できたが、質的統合法(特に他の質的研究との違い)の本質はきっと理解できていないと思う。実際に自分のデータを分析していく中で理解できる部分なのかなと思う。 2日間を通して、同じデータであるのに異なる結果となってしまう質的研究の醍醐味に触れることができ、本当に楽しかった。つくづく質的研究はいいなと感じた2日間だった。
  • 難しかったですが、先生の丁寧なご教授でKJ法を1から学ぶことができました。
  • 私は現在修士論文を作成しております。分析にKJ法を用いることを考えており、山浦先生の書籍などを一読しましたが、なかなか理解が難しい状況でした。そのような中で、この研修会に参加して本当に良かったです。
  • やっぱり難しいと思いました。他の受講者の方のまとめも拝見でき、同じデ-タを使用しても違うんだなぁと思いました。
  • 質的研究全般について迷いが多く、修士論文作成においてもどのような研究法を採用すべきかなど大学院に在籍していても情報が少なく、苦慮しておりました。今回、質的統合法を勉強させて頂きましたが、難しい反面、プロセスが明確であることなど、取り組みやすいと感じる部分もありました。




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