活動報告

「オンラインによる質的統合法(KJ法)初心者研修(2023.5月)の実施報告」
研修日:2023年5月20日(土)、27日(土)9時~17時 2日間
場所 :オンライン(Zoomミーティングによる)

オンライン(Zoom)の質的統合法(KJ法)初心者研修を実施しました(2023年度 1回目)。

この研修は、看護質的統合法(KJ法)研究会 九州・沖縄支部の活動の1つとして、実施させてもらっております。オンラインでの開催で全国から7名の看護職の方のご参加がありました。今回は7名が全員、大学院修士課程に在学中で、修士論文を質的統合法(KJ法)で分析予定の人や研究方法を検討中の人などでした。

実際の研修では、35枚のラベルを模擬データとして、2日間かけて分析プロセスであるグループ編成・見取図作成・細部図作成まで行い、2日目の最後に見取図を用いて発表会を行いました。今回は特に修士課程在籍中の方ばかりのこともあって発表会での学び合いがとても深く、今後も参加者の方とともに学んでいきたいと思います。


参加者から以下のような感想をいただきました

  • 難しい内容だったが、今後の研究を進めていく上で非常に参考になる研修でした。ブレイクアウトルームで個別指導を行ってくださり、理解が非常に深まりました。
  • 充実した2週間でした。研究に活かせる手ごたえがありました。同じ事例に取り組むことで,ほかの方の考え方や見方が深く理解できました。
  • 皆さんの発表や先生のご指導から、たくさんの発見と学びと感動をいただきました。学ぶことが大変だけど楽しいことを思い出しました。今回は厳選されたデータで一連の考え方や手続きを教えていただき、もっと深く知りたいと思いました。大変でしたけど楽しかったです。
  • 参加して良かったです。途中個別指導の時間もあり丁寧に教えて下さりよく分かりました。他の方の発表を聞くことで、自分が意識していなかった視点など知ることができ、勉強になりました。今回の研修へは予習して臨み、初めの予習の時はもうひとつよく分かっていなくてただ苦しかったですが、今回の研修では、先生のお褒めの言葉も加わり、楽しいなとさえ思うことができました。自身の修士課程での分析で使用したいと考えています。
  • とてもしんどいと感じました。しかし、少し表現できた実感を得たとき、とても達成感を感じました。この小さな達成感を味わいたいとおもい、進みますが、またわからなくなり悩みはじめ、つらく感じました。この繰り返しで、進んでいき表現できたものから、つかめたらうれしいだろうなと思いました。今回は、そこまでに至れなかったですが、他の方の発表を聞き、自分が表現できなかった感覚や、気づいていなかった視点などとても勉強になり、大満足できました。
  • 今回の研修では、質的統合法のプロセスを理解するという目標をもっていましたが、達成できたと考えています。ですが、まだまだ言葉選びでは難しく、研修の皆さんの発表を聞かせて頂き学ぶことがたくさんありました。
  • 正直には難しかったです・・。 表札づくりについては、インタビューで表記された言葉のみでまとめていくものかと思っていましたが、皆さんの発表から、足していっても良いのだと考えました。 同じカードでも、先生が配置を変えることで繋がっていったりしたので、私自身が、どのように関係性を考えかということだと思いましたが、関係性を考えることが難しいと思いました。 一方で、もう少し自由に寄せていっても良かったのかと思ったりもしました。

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