活動報告

香住ヶ丘リハビリ訪問看護ステーション
「臨床判断モデルの活用」の研修会をさせていただきました
研修日:2023年3月22日(木)18時00分~20時00分
場所 :香住ヶ丘リハビリ訪問看護ステーション 事務所内

香住ヶ丘リハビリ訪問看護ステーション(福岡市東区)にて「臨床判断モデルの活用」の研修会をしました。私が講師をしている福岡県看護協会の訪問看護師講習会(管理期)を受講された松岡さんが、ステーションで臨床判断モデルの活用をしていこうと進めておられるからです。統括部長の野田さんのほか22名のスタッフの方々が参加してくれました。講義内容は、在宅看護における臨床判断、タナーの臨床判断モデルの紹介、訪問看護事例による活用の実際例等で、臨床判断モデルの枠組みに沿った書き方を演習してもらいました。参加者から「積極的に活用してみたい(68.2%)」「少し試してみたい(31.8%)」という声をいただきました。


参加者から以下のような感想をいただきました

  • 普段自分がしていることを文章化すること、やっていることを言葉に表すことが難しいと感じた。
  • 実際に行っている事例で、スタッフ間で共有する時間を定期的にもてる環境が整えばいいなと思います。いろんなスタッフの頭の中をのぞいてみて自身の訪問にも反映させたいです。
  • 考えている内容を記入する言葉や自身で解釈している頭の中が整理されて良かった。
  • 経験に差があるスタッフ教育に悩んでいたため、ツールのひとつとして積極的に使いたいです。
  • 実際の利用者をモデルにして考えると場面や自分の解釈→行為が想像しやすかった。情報共有は必要なのでまずは活用したいと思います。
  • 臨床判断モデルについては、初めての勉強でした。いつもSOAPで、記録していますが、頭の整理にはなったと思います。
  • 途中参加で終盤しか聴けませんでしたが、とても大切なことであると感じました。
  • はじめは少し難しそうと思ってましたが、お話を聞いて理解できてきたところもあるので、実際に活かしていきたいです。
  • 考えていることを言葉にしたり、まとめたりすることは、整理する上で非常に大事だと感じた。また、自分の考えを人に伝える際にも必要なことだと思った。
  • 書き方演習の事例の記入は普段関わっている利用者様の事ではないため、気づき・解釈・反応の部分は書きにくかったです。ただ実際に自分が訪問している時の振り返りとしては言語化出来ないといけないと感じました。実際に活用できればと思います。
  • 自分が行った業務の振り返りとして、無意識の部分を明らかにすることで新しい発見や他スタッフとの共有ができると感じた。考えを整理できるいい方法だと思いました。
  • 一時的に変化を切り取って、訪問者がそこでどう考え、どう行動するか等の考え方がわかりやすく見える評価ツールだと感じた。
  • 訪問前にある程度ゴールを決めて望むが、本人や家族から新たな情報があったり、状態が変わっていたりするので、優先順位を考えながら臨機応変に折り合いをつけることが必要だと思った。
  • 迷いが多いケースでは、一人ひとりの考察が違うので、自分にその考えがなかったことなどが、他のスタッフと話し合う事で共有することができ、経験を共有してレベルアップにつなげることができそうだと思った。
  • 実際行っている事を文字に書き出す事でアセスメントできたり振り返る事ができ、今後の記録の書き方にも反映させたいと思った。
  • 普段やっていることを文章化することは難しいと感じた。普段の看護事例をスタッフで共有し事例検討していくと看護の質の向上に繫がると感じた。
  • 自分が行っている看護はどのような根拠で実践しているのか、何に困っているのか、何故迷いが生じるのか、今後すべきことを言語化すると自分の行動やクセが見えてくると思いました。
  • 実際に文字に書き起こすと難しかった。解釈、反応までは書けるが省察が難しい。スタッフ内で事例検討や共有に今後繋げていきたい。もっと簡便にできるようなツールがあれば良いがやはり何度も繰り返し行うことで自分の思考を言葉にすることで他者へ伝えやすくするトレーニングにもなると思った。
  • リハビリ職ですが情報共有や問題点の整理を行うときに活用できるようにしたいです。関係性構築の大切さと普段どう違うのか違和感など気づけるような観察力をもう少し身につけていきたいと思いました。



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