活動報告

一般社団法人 在宅看護センター北九州」にて「臨床判断モデルの活用」の研修会
研修日:2022年12月28日(水)13時30分~15時30分
場所 :日本財団在宅看護センター 一般社団法人 在宅看護センター北九州 事務所内

訪問看護・リハビリステーション「日本財団在宅看護センター 一般社団法人在宅看護センター北九州」(福岡県北九州市若松区)にて「臨床判断モデルの活用」の研修会をしました。
開催のきっかけは、在宅看護センター北九州で主任を務める山下さんが、福岡県看護協会の訪問看護師講習会(管理期)を受講しておられ、私が講習会の講師をしている関係で、そのご縁によるものでした。管理者の坂下さんのほか15名のスタッフの方々が参加してくれました。講義内容は、在宅看護における臨床判断、タナーの臨床判断モデルの紹介、訪問看護事例による活用の実際例等で、臨床判断モデルの枠組みに沿った書き方を演習してもらいました。
今後、山下さんを中心として、日頃の訪問看護実践の場面を臨床判断モデルに沿って言語化し、看護実践を共有するツールとして活用してもらう予定です。臨床判断モデルを初めて知った参加者の方からも「積極的に活用してみたい」という声をいただきました。


参加者から以下のような感想をいただきました

  • 4つのプロセスを紙に書き起こす作業がやはり難しく感じました。訓練する事で書けるようになると聞き、少しでも書けるようになりたいと率直に思いました。
  • 省察の場面では、これで良かっただろうか、こうした方がなお良かったかなど、考えるきっかけとなると思いました。
  • 事業所で活用する場合、数名ずつケースをいくつか決めて各グループで実施してみたら推論パターンもいくつか出やすいかなと感じました。
  • 症例検討は多く行なってきましたが、一回のケアの思考過程に特化したモデルは初めて使用しました。とても使いやすく感じました。
  • ヒヤリハットなどで振り返るときも判断を分析することが大切なので、使える書式だと感じました。
  • 訪問看護は、判断に迷うことが多くあったり、難しい判断を迫られることが多くあったりするので、共有できるとよいと思いました。



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