活動報告

「オンラインによる質的統合法(KJ法)初心者研修(2021.12月)の実施報告」
研修日:2021年12月11日(土)、18日(土)9時~17時 2日間
場所 :オンライン(Zoomミーティングによる)

オンライン(Zoom)の質的統合法(KJ法)初心者研修を実施しました(2021年度2回目)。

今回は、前回と同様、すべてパソコン画面(エクセル上)での分析の方法で行いました。研修用の35枚のラベルを模擬データとして、2日間かけて分析プロセスであるグループ編成・見取図作成・細部図作成まで行い、2日目の最後に見取図を用いて発表会を行いました。分析途中の画面を共有することができるため、助言がしやすい研修ができました。これまでの研修参加者は、看護系の大学院生や大学教員の方が多かったのですが、今回の7名は、看護系の方に加え、社会福祉や心理学、リハビリ分野の方が含まれ、幅広い分野の方同士がお互いの学びを深めることができました。今後も参加者の方とともに学んでいきたいと思います。


参加者から以下のような感想をいただきました

  • テキスト等ではイメージできない部分まで丁寧にご指導いただき、 学習が深まりました。WEB受講は、個別環境で作業できる利点が本研修で有効活用されていると感じました。
  • 楽しさの中にも辛さがある研修会でした。データと向き合っているつもりでも、文章の意味やニュアンスを読み取ることが難しかった。また、表札づくりやシンボルマークの作成では、表現したい言葉に当てはまる単語が出てこないことがありました。これからも勉強を続けていきたいと思います。
  • とても学習意欲をかき立てられる研修でした。説明がとても分かりやすく、混乱なくついて行くことができました。難しさも感じましたが、今後、自分の研究としてやってみたいというワクワク感のほうが勝っています。今回ほど集中した研修はこれまでに経験がなく、楽しく学習することができました。
  • 質的統合法入門の本を読んでいましたが、読んだだけでは理解できていないところが、だんだんと霧が晴れるように具体的に理解できてきたように思います。
  • 大変実践的で、よく理解ができた。
  • 大変勉強になりました。研究で使わせていただきたいと思いました。でもそのためにはもっと勉強しなければと改めて認識いたしました。
  • バラバラだった元ラベルから、不安のまま表札作りに取り組み、見取り図が自分なりに完成した時には、内容の高低があるにしても、とても嬉しく感じました。また、他の参加者からもフィードバックをいただき、学ぶことがとても多かったです。

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