活動報告

院内看護研究への年間サポート ~各部署の指導者への研修~
研修日:2021年11月6日(土)9時30分~12時30分

宗像医師会病院の院内看護研究を継続的にサポートさせてもらっています。
現在、2020-21年度として実施しており、9月に分析プロセスの指導を実施しました。今回はその後のフォローとして、各部署の師長や主任など指導的立場の方に対して、全体講義と面談により各部署への助言を行いました。

研究グループは10グループ(部署)あり、看護部の教育の一環とされているので、研究の各段階で各部署の指導的立場の方からの支援が入ります。今後、結果・考察をまとめて抄録作成、院内発表準備をする段階で、最も研究者グループが悩み、時間に追われる状況となるため、全体をサポートしている私と各部署の指導者の情報共有が出来たらよいと考えて、今回の研修を設定してもらいました。私は、院内研究の場合、研究計画書の審査、倫理審査までは厳密にやや厳しく指導する必要がありますが、その後は研究グループメンバーがなるべく自由にすすめてもらうとよいと考えています。指導的立場の方は「部署として少しでも良い研究発表にしたい」と思うあまり、ご自身が負担に感じることがあるようですが、研究メンバーの持つ力を一緒に支援していけたらと思います。


参加者の方から以下の感想をいただきました。

  • 研究の考え方を再認識できた
  • 研究の方法、手順は大切であるが、臨床の場での研究では個々の事例を共有することや、研究実践そのものから学ぶことの大切さが理解できた。
  • 研究メンバーが疑問に思っていたことを明確に教えてもらい、どのように指導・声掛けすべきかが分かった気がする。
  • 研究者の気づきや感じたことを大切にしながらまとめていく方がよいとわかった。
  • 苦手な分野でもあるため、研修で得たことを指導に役立てたい。
  • 指導をしていても迷いがある。研修を受けることでそれがなくなった
  • 研究メンバーが行き詰まっていることを先生に確認や指導をもらえた。
  • 研究に対する知識、理解が指導者によって異なるため、この場で最低限の知識を共有出来たことで、指導するときに研究者を迷わせなくてよい。
  • 講師の指導内容を把握し、講師と同じ方向で研究者への指導が出来るため、研究者の戸惑いは少なくなると思った。



このページのトップへ