活動報告

グループ研修(山田会)におけるリフレクション学習のファシリテータ実施しました。
研修日:2021年3月15日(土)16時~18時

福岡市内の訪問看護ステーションの管理者の有志(山田会)が集まって、2019年8月から3カ月に1回ほどの頻度で、リフレクションの会を開いており、そのファシリテータをさせてもらっています。

今回が9回目の開催でした(1,2回目の実施の様子は報告済み)。この学習会は、参加者の方のリフレクションをしながら、同時にリフレクション学習を高める形で定着・継続できてきました。具体的には、メンバーのひとりが、自らの日頃の気がかりを事例として提供し、そのことに対し、皆で『リフレクションの討議』を進めています。事例は、訪問看護の仕事全般での気がかり、利用者・家族・他の専門職との関わり、スタッフとの関わりなど多岐にわたっており、たとえば、「難しい利用者の訪問におけるスタッフの平等」「看護ケアかどうかグレーの場合の線引き」「管理者が抱くスタッフの辞職への潜在的恐怖」等々、毎回多くの学びがあります。

リフレクションの枠組みとしては『ギブスのリフレクション学習サイクルモデル』を使用し、当初は、私の方で記録をまとめていました。しかし、討議だけでなく記録にまとめることでリフレクションのスキルがつくため、今は事例提供者と異なるメンバーに次の回までにまとめてもらっています。次の回ではその記録を元に、前回の討議を再度共有して学びを整理し、1つの題材で何度もリフレクション学習ができています。

訪問看護の実践は、日々たくさんの気がかり事項があって、特に管理者の方は悩みも多いようです。途中、若干のメンバーの入れ替わりもありながら概ね6名前後の参加で継続されてきました。今回から新しいメンバーも加わり、提供される事例がますます多岐にわたって学習が充実しています。私も毎回一緒に学ばせてもらっていますが、今後もメンバーの方が、楽しくリフレクション学習ができるようファシリテータの役割を果たしていきたいと思います。




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