昨年、宮崎県が主催する主任介護支援専門員リーダー養成研修で地域診断とアクションプラン作成の講師をさせていただきましたが、今回はそのフォローアップ研修として、アクションプランの中間評価の講師をさせていただきました。当初、2020年5月に実施予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大のため延期、その後8月も再延期となり、ようやく今回の開催となりました。感染防止対策は、マスク着用や手洗い・消毒はもちろんのこと、アクリル板設置やフェースシールド着用と厳重な対策による実施でした。この事業は、地域の主任介護支援専門員が地域づくりのコーディネーター役として活躍するリーダー養成を目的としており、昨年、受講者の方は『地域診断』演習の後、アクションプランを立てていました。今回は、その中間評価として『写真分析』を実施してもらいました。受講者は、宮崎市、都城市、延岡市の22名の主任介護支援専門員の方々でした。
ここで言う『写真分析』とは、写真をデータ源としてグループ化と意味付けをしながらアクションプランの成果や課題を含めた現状を図解により明らかにする方法です。フォトボイスの理論的背景と質的統合法(KJ法)をベースにし、今回の研修スケジュールに合わせて方法論をアレンジしました。受講者の方には、アクションプランに関わる写真を40~50枚、撮ってきてもらうことを事前に課していましたので、手順の説明後はすぐに分析に取り組んでもらいました。皆さん理解が早く、途中かなり集中されていましたので、全員が予定通りに図解を完成してくれました。5グループ(4~5名)に分かれて発表会を行い、さらに全員の図を貼ってお互いが共有できるようにし、更なるアクションプランのヒントにしてもらいました。受講者の方々は、アクションプランを追加・修正し、次年度には最終の成果発表が課されているそうです。
研修後には、受講者の方から以下のような感想をいただきました