活動報告

「宗像地区訪問看護ステーション連絡協議会の研修」にて
「訪問看護ステーションで行う看護研究 ~看護研究の基礎知識~」の講義を行いました
研修日:2020年10月15日(木)18時~19時30分
場 所:宗像医師会病院3階講堂

宗像地区訪問看護ステーション連絡協議会は、宗像市と福津市にある10カ所の訪問看護ステーションで組織されており、毎月、管理者会議を開いて情報交換や課題解決を行い、さらに、年1回の総会、年2回の研修会などを実施しているそうです。

今年度の研修は、「看護研究について」2回シリーズで計画されており、今回1回目として「看護研究の基礎知識」の講義をさせてもらいました。当初、6月の予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大のため日程が変更され、加えて、検温・消毒・換気・距離を確保した着席など対策を徹底した上で実施され、39名の参加者がありました。私は、病院の院内研究に取り組む看護師の方々には多く講義をしてきましたが、訪問看護ステーションの方々に行うのは初めてでした。弊社がめざす「在宅看護実践をもっと広める」ことのひとつが看護研究への支援だと考えていますので、訪問看護ステーションで行う研究が増えることを願うばかりです。2回目は2月に予定されており、実際に事例研究を行った訪問看護ステーションの研究プロセスを共有して、取り組みやすい看護研究について考える機会にしたいと考えています。




参加者の皆様から、以下のような感想をいただきました

  • 「研究に対して苦手意識があったが、一度取り組んでみたいと思った。」(40歳代 看護職)
  • 「ずっと苦手だったんですが、分かりやすい説明で勉強になりました。」(50歳代 看護職)
  • 「初めて聞く言葉や内容がたくさんあり、理解できるまで何度も読み解いていかないといけないと思った。」(40歳代 看護職)
  • 「難しいイメージの看護研究でしたが、自分の中ですこしだけ硬いイメージが払拭できました。」(40歳代 看護職)
  • 「用語が難しく、1つ1つを理解するのは大変だと思った。しかし、利用者さんや家族に接する上で、質的研究は、よりよい援助に繋がると思った。」(50歳代 看護職)
  • 「リサーチクエスチョンを決定するときの考え方と大切さを学んだ。今までしてきた看護研究を振り返ると、途中でテーマや進め方に迷うことがあったので、最初が一番大切だったのだとわかった。」(40歳代 看護職)
  • 「研究するにあたってのポイントについて学ぶことができた。」(40歳代 リハビリ職)
  • 「看護研究の副産物の話に興味が湧き、研究が難しいばかりではないと感じました。」(30歳代 看護職)
  • 「日々の職務に追われ、関わった利用者の方を振り返る機会が少ない中、今日の研修を受けて、紹介のあった参考文献を読んでみたいと思っています。」(50歳代 看護職)
  • 「看護研究はやはり難しいと思いました。リサーチクエスチョンの設定が大切になることを学びました。」(40歳代 看護職)

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