Zoomミーティングを活用した質的統合法(KJ法)初心者研修を実施しました。初心者研修は、看護質的統合法(KJ法)研究会 九州・沖縄支部の活動として、小林が講師となって昨年度より実施しています。これまでは、集合研修で行っていましたが、今年度は、新型コロナウィルス感染拡大の影響を考え、急遽、オンラインによる研修を企画しました。募集を6名と少人数にしたので、他で中止になって研修を待っていた方などが応募して下さり、すぐに定員となりました。
研修用の40枚のラベルを模擬データとして、2日間かけて分析プロセスであるグループ編成・見取図作成・本図解作成・叙述化まで行いました。2日間連続ではなく1週間あけて、時間的な余裕をもたせました。2日目の最後に全員で発表会を行いましたが、今回は、画面上で見取図を使用して行いました。
研修当日にリモートのトラブルなどが起きないか心配でしたが、参加者の方のご協力もあり、何とか問題なく実施することができました。Zoomのブレイクアウトルームという機能を使用して、参加者の方をオンライン上の一人部屋に割り当て、ホスト(講師)は、どの部屋にも入ることができるので、順番に入っていって、個別指導を行いました。見取図や本図解の作成方法については、パワーポイントによる説明だけでなく、短い動画を見てもらい、イメージをつけてもらうようにしました。参加者の方の最終ラベルや見取図、写真で送ってもらった本図解を見る限りでは、これまでの集合研修と同様の成果が得られたように感じています。
オンラインによる研修は、メリット、デメリットがありますが、今後も受講者の要望や状況に合わせて開催できたらと思っています。
参加者から以下のような感想をいただきました