活動報告

事例検討会へのファシリテータ (福岡市南区訪問看護ステーション連絡協議会 )実施報告
研修日:2019年11月28日(木)19時~20時30分

福岡市南区の訪問看護ステーション連絡協議会では、会議や学習会の活動のなかで、定期的に『事例検討会』を実施されており、この度、その事例検討会の場に呼んで頂きました。参加者は、33名でした。

今回の事例提供者は、みどり訪問看護ステーションの管理者の村上さんで、事例の背景や経過などをパワーポイントにて、わかりやすく発表して下さいました。恐怖性不安障害を持つ方に、長い期間にわたって関わり続け、現在も訪問しているケースでした。事例提供者の方からの問題提起はなかったため、参加者の方から質問を出してもらいつつ、検討事項を大枠で定めていきました。関わった時期が長かったため、ケースに関わった看護師さんが最も困難を感じた時期に焦点を当てて、さらなる情報を追加してもらいました。その中で、ご本人の普段の様子や、困難を感じたのはご本人の母親の方を支援するサービス提供者との連携であったことなどが浮き彫りになり、参加者の方がケースについて具体的に考えられるようになりました。このタイミングで、6~7名ずつ5つのグループを作って、グループに分かれて話し合ってもらいました。皆さん積極的に参加しようとする方々だったこともあり、どのグループ活発な議論ができていました。このように、多くの方が参加される事例検討会を短時間で実施するには、途中のグループワークが効果的です。最後に少し、まとめと全体討議をして終了しました。

終了後には、南区の訪問看護ステーションの方々同志が話に盛り上がりながら帰路についておられました。私自身も大変勉強させていただく機会となり、今後もこのような『事例検討会』に参加させていただければ有難いと存じます。





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